第1版
調査
2026年10月6日
対象
10製品
最終更新
2026年10月6日
運営者情報

CMSでサイトを構築するとき、費用と工程はどう分かれるか

CMSを決めても、サイトは出来上がらない。構築の費用はCMSの利用料・表示側の制作・インフラ・保守に分かれ、どのCMSを選ぶかで、この四つの比率がまるごと入れ替わる。

最終更新
2026年10月6日
引いた出典
8件

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四つの費用のうち、CMSの利用料は一番小さい

国内のSaaS型CMSの最低月額は、STUDIO が年払いで月590円(税抜)、supacms が月3,980円(税抜)、microCMS が月4,900円から(税抜)。年に直して7,080円から58,800円である。

一方で表示側の制作費は、ページ数と作り込みで数十万円から数百万円に振れる。CMSの選定で月額数千円を詰めるより、表示側の工数が増えるか減るかのほうが、総額への影響がはるかに大きい。

ヘッドレスは表示側の制作費を増やし、ノーコードはそれを消す

ヘッドレスCMSはコンテンツをAPIで渡すところまでを受け持つ。表示側は自分たちで実装することになるので、制作費はまるごと残る。代わりに、同じコンテンツをウェブとアプリの両方へ渡せる。

画面込みのCMSはテーマで見た目まで持つ。ノーコードは編集画面の上で画面そのものを組むので、実装の工程自体がなくなる。STUDIO が Free で50ページまで作れるのはこの型だからである。

実装の体制がないのにヘッドレスを選ぶと、CMSの費用より表示側の制作費のほうが大きくなる。この順序を逆にしない。

インフラを誰が持つかで、保守の工数が決まる

WordPress と Strapi の Community Edition はライセンス費用がかからないが、サーバーの構築と運用、脆弱性への追従が自分たちに残る。SaaS型はその工数を提供元が持つ。

Movable Type はソフトウェア版・クラウド版・AMI版を用意しており、同じ製品のまま分担を選べる。ソフトウェア版は132,000円(税込)の買い切り、クラウド版は月額13,750円(税込)から。

公開前に確かめる工程が要るか

下書きプレビューと予約公開が要るかどうかで、運用の形が変わる。microCMS は draftKey で下書きを取得でき、予約投稿は全プラン。supacms と Contentful も公開前のプレビューと公開日時の予約を持つ。

承認を挟む公開フローはさらに上の話になる。Sitecore XM Cloud は承認・権限が標準で組み込まれ、Strapi の Review Workflows は Enterprise のみ、Movable Type はワークフローパック(253,000円・税込)が別売りになる。

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